文人性と文人画|高階秀爾先生講演会・座談会|2017年6月3日(土)

  1. 第一部:高階秀爾先生講演会「売茶翁が結ぶ縁─玉堂・木米・山陽、そして漱石」
  2. 第二部:高階秀爾先生を囲む座談会「文人性と文人画 近代日本への継承と海外での受容~アンドレ・マルローが注いだ眼差しを発端に」

◎座談会登壇者 ※五十音順

高階秀爾 Takashina Shuji
1932年生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院在学中にフランス政府招聘留学生として渡仏しパリ大学付属美術研究所、ルーヴル学院で西洋近代美術史を専攻。東京大学教授、国立西洋美術館館長等を経て現在大原美術館館長。日本美術にも造詣が深く多数の著書がある。フランス藝術文藝勲章コマンドール章、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章受章。日本藝術院賞恩賜賞受賞、文化勲章受章。1974年アンドレ・マルローと対談している。

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1962年、フランス、パリのプチ・パレ美術館で「日本文人画展」*が開かれた。池大雅、与謝蕪村、浦上玉堂ら江戸時代から近代にかけての日本の文人画約170点が並んだこの展覧会は大反響を呼ぶ。企画の中心にいたのはド・ゴール大統領の下で文化相を務めていたアンドレ・マルロー(1901–1976)で、展覧会は彼が手がけた三大日本美術展の第一弾であった。
半世紀以上前のフランスで日本の文人画が豊かに受け入れられたのはなぜなのか。文人画の魅力や文人という生き方の意義をとらえるうえで欠かせない考察である。そこで、洋の東西で日本の文人の精神や芸術がどのように受容されたのか、その様相を見つめる講演会と座談会を開催する。
講師は大原美術館館長・高階秀爾氏。西洋美術の泰斗にして日本文化に関する卓越した論も発表し続けてきた同氏が、講演会で近代日本に受け継がれた文人性をひもとく。続く座談会で、日本文人画を豊かに受けとめた西洋の感性やアンドレ・マルローが仕掛けた大胆な日仏文化交流、浦上玉堂らの作品がフランスで得た評価等に迫る。
「日本文人画展」から55年、日本の文人性と文人画を複眼的に見つめ直す機会としたい。
*「日本文人画展」:「150 ans de peinture au Japon : De Gyokudo à Tessaï xviiie-xixe siècles」(日本画の150年 玉堂から鉄斎まで 18–19世紀)╱会期:1962年11月9日~1963年1月7日(12月31日終了予定だったが反響を受けて一週間延長)╱主催:フランス政府、東京国立博物館╱後援:読売新聞社╱出品作品:池大雅、与謝蕪村、浦上玉堂、青木木米、渡辺崋山、富岡鉄斎らの作品約170点

交通案内

  1. 【JR山手線の恵比寿駅東口から 徒歩10分】恵比寿駅東口を恵比寿ガーデンプレイス方面へ出る。動く歩道を進み、動く歩道を出たら左折。右手にガーデンプレイスを見ながら5分ほど歩くと左手に小学校があり、その先が日仏会館。
  2. 【東京メトロ日比谷線恵比寿駅から徒歩12、3分】 1番出口を出てエスカレーターでJR恵比寿駅へ上がり、ガーデンプレイス方面へ進む。その後は❶と同じ。

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03-3585-0420(浦上家史編纂委員会事務局 6/3講演会係)

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申込締切
2017年5月24日(水)必着

※定員に余裕がある場合は、締め切り後でも申込みを受け付ける場合があります。詳しくは、問い合わせ先までご連絡ください。[注意事項]日本語で開催します。同時通訳はありません╱講演会・座談会開催中の許可のない録音、撮影はお断りします╱浦上玉堂、文人画家の作品展示はありません

【個人情報の取り扱いについて】 いただいた個人情報は浦上家史編纂委員会事務局が責任をもって厳重に管理・保管し、本催し開催に関わる連絡に使用させていただきます。また、浦上家史編纂委員会事務局からのご案内やアンケート等の送付に利用させていただくことがあります。

問い合わせ先: 浦上家史編纂委員会 事務局 (日之出水道機器株式会社 広報部内)電話:090-1364-5369 (平日9:30〜17:30╱不在の場合は折り返しご連絡します) E-mail: contact@urakami-gyokudo.com