浦上家史編纂委員会について

浦上家は、室町から戦国時代にかけて播磨・備前・美作の地で武威を誇った“武”の家であり、優れた水墨画家として名高い浦上玉堂とその息春琴、秋琴を世に送り出した“文”の家でもあります。浦上家史編纂委員会は、浦上家の歴史と玉堂父子の芸術について研究を深め、その成果をまとめた『浦上家史』を刊行する活動を進めています。浦上家の歴史、玉堂父子に関する学術的調査に加え、玉堂父子の芸術をテーマとした催しの開催等独自の活動も展開しています。


ウェブサイト開設に際して

浦上玉堂と浦上家の歴史をより多くの方へ知っていただきたく本サイトを開設しました。玉堂や浦上家に興味を持ったばかりという人にとって、本サイトが浦上玉堂を知るために開く一枚目の扉となれば幸いです。一方、玉堂父子の芸術や浦上家の歴史をすでによくご存じの方には物足りない内容かも知れません。私どもは引き続きさまざまな取り組みを通じて研究を深めていきたく、そのための情報収集・発信を本サイトで行いますのでぜひまたお立ち寄りください。
最後になりましたが、本サイトへの情報提供を快く引き受けてくださった関係各位にこの場を借りて心より御礼申し上げます。

2016年8月
浦上家史編纂委員会


浦上家史執筆予定者の紹介(2022年2月1日現在、五十音順)

  • 板倉聖哲(東京大学東洋文化研究所教授)
  • 浦上紀之(浦上家直系子孫、日之出水道機器株式会社代表取締役会長)
  • 大原謙一郎(大原美術館名誉館長)
  • 尾島治(前津山郷土博物館館長)
  • 川延安直(福島県立博物館副館長)
  • 坂田進一(琴士、作編曲家、東西古典音楽研究家)
  • 島谷弘幸(九州国立博物館館長)
  • 高階秀爾(大原美術館館長)
  • 高橋博巳(金城学院大学名誉教授)
  • 畑和良(倉敷市総務課歴史資料整備室歴史資料専門員)
  • 松尾知子(千葉市美術館上席学芸員)
  • 守安收(岡山県立美術館館長)
  • 山吹知子(浦上家史編纂委員会事務局)
  • 吉増剛造(詩人)

活動履歴

2013年10月5日 公開講座「浦上玉堂の家」開催 [会場]岡山県立美術館(岡山県岡山市)
2013年11月16日 シンポジウム「浦上玉堂」開催 [会場]大原美術館(岡山県倉敷市)
2013年11月16日、17日 特別展示 「浦上玉堂と春琴・秋琴作品」開催 [会場]有隣荘(岡山県倉敷市)
2014年6月1日 『玉堂片影─シンポジウム浦上玉堂2013報告書』発行
2014年6月7日
  • 『玉堂片影─シンポジウム浦上玉堂2013報告書』刊行記念会開催 
  • [会場]ロンドンギャラリー白金(東京都港区)
2015年1月24日、25日
  • 吉増剛造映像作品gozoCiné「浦上玉堂の魂の手ノ血が点々と」完成記念上映会
  • 「ゆかりの地、会津で観て聴く浦上玉堂の世界」開催
  • [会場]はじまりの美術館(福島県猪苗代町)
2015年4月15日 『玉堂清韻社報』準備号発行
2015年10月15日 『玉堂清韻社報』第1号発行
2016年4月15日 『玉堂清韻社報』第2号発行
2016年8月1日 ウェブサイト「浦上玉堂」開設
2016年10月15日 『玉堂清韻社報』第3号発行
2017年4月10日 『玉堂清韻社報』第4号発行
2017年6月3日 高階秀爾先生講演会・座談会
「文人性と文人画 近代日本への継承と海外での受容
〜アンドレ・マルローが注いだ眼差しを発端に」開催
[会場]日仏会館(東京都渋谷区)
2017年10月10日 『玉堂清韻社報』第5号発行
2018年4月10日 『玉堂清韻社報』第6号発行
2018年10月15日 『玉堂清韻社報』第7号発行
2019年4月15日 『玉堂清韻社報』第8号発行
2019年10月15日 『玉堂清韻社報』第9号発行
2020年4月15日 『玉堂清韻社報』第10号発行
2020年10月15日 『玉堂清韻社報』第11号発行
2021年4月15日 『玉堂清韻社報』第12号発行
2021年5月 『浦上玉堂関係叢書』全三巻四冊刊行
2022年4月15日 『玉堂清韻社報』最終号発行

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